kyokon_cs’s blog

京本大我さんを応援しています。

シェルブールの雨傘☔️〜なんでこんなに共感できんのか〜

 

*ネタバレしかしてません!!*

 

 

 

 

一回みただけだから、また違った感想になるかもなんですが

初回に受けた感想って一番正しかったりするんで。

 

まず…。

こんなにも、登場人物に共感できないことってあるのかな…。笑

 

舞台、映画、歌にいたるまで、どんな芸術作品であっても

観客は自分自身の人間性を見出してしまうものだと思ってる人間です。

だからこそ、勇気づけられたりする。

 

 

シェルブールの雨傘アルジェリア戦争を題材にしたお話しだと事前にわかってたから

覚悟してたけども😅

 

個人的には、「ほたるの墓」みたいな印象。

わたしはギィが結構嫌いです。涙

せいたに共感できないように、ギィにも共感できないなぁ。

 

パンフレットの

「ジャック•ドゥミの〝歌う“映画の魅力」に色々書いてあってふむふむ、と。

 

 

とにかくフラストレーションが溜まるのは、

作品中に葛藤や悩みを描くくせして

どう悩みを昇華していったのか、一番目にしたいヒロイックな瞬間が全くない!!涙

わたしのなかでギィはめそめそしたうだつのあがらんやつなのよ。涙

マドレーヌが一番男気あるんちゃいますか!笑

マドレーヌ、好きです!!

 

と、ギィへの不満はここまでにしとく😆

 

 

 

ギィもジョヌヴィエーヴも、貫きたいことを貫けず

運命を変えられたことに間違いないとは思います。

それは、間違いなくアルジェリア戦争に。

愛し合う二人が色鮮やかで美しければ美しいほど

、それを引き裂く戦争が悲劇になる。

いや、分かります。

そうですよね。うんうん。

ほんとに、幸せになるまでの過程が省かれすぎて辛かった😢

本筋ではないのですね🥲

の割には母娘の掛け合いが多いですね🥲

あれは流石に長いと思います…。

二人とも素晴らしい俳優なのに…。

 

 

 

で、一番気になるのは最後のシーン。

 

全てとは言わないけど愛する家族や自分の誇れる仕事を手に入れたはずのギィと

ジョヌヴィエーヴが再開するシーン。

それはめちゃくちゃわかる。

わかるよわかる。ギィほんとにわかるよ。

共感しとるやないか😂

 

どうやら、映画ではギィはこんな感じではないそうで。

これは現代の解釈なのか

今回だけそうなのかは分かりませんが😂

 

 

若かりしギィとジョヌヴィエーヴには、

こいつらほんま自分自分自分自分やな!とイライラしたけど。笑

時を経て家族をもった二人があんな感じになるのはすごく納得した。

時間が経っても、今が幸せでも

あの時すごく辛かったこと

もしかしたら違った未来があったかもしれないこと

少しでも考えないってのはそりゃ嘘やんって。

けど、二人には素晴らしい今がある。

 

 

 

初回みた感想はそんなとこかも。

また気づいた点があれば書こうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流星の音色 京本大我さんについて

✴︎個人的な考察、感想です!

 

ネタバレ、あります!

あしからず。

 

流星の音色で

京本大我さんのミュージカル初めて拝見しました。

彼の歌が大好きだし、かなり期待してました!

歌や、演技について感じた事を書きますね。

 

 

まず書いておくと

わたしは京本大我さんの大ファンだし

全肯定だし

まじ生きてることがファンサだし笑

 

とにかく、

彼自身かなりできた人間だと思ってます。

だからこれから書くことはダメだしだとか

否定ではなく

感じた事をただ書いてます。

 

例えるなら、すごく辛くて美味しいカレーを

これ美味しいけど、今のわたしには辛いなぁ。みたいな感じ。

かなり回りくどいですね。笑

では、どうぞ。

 

 

 

 

✴︎頼むから顔を見せてくれ!

 

これはわたしが南座3階席だったからかもしれないけど。笑

 

流星の音色は

リーパが思い悩んだり、

姿見えない恋人のシルヴァと話す際に

考えながら会話をするシーンがほとんどです。

なので、自信満々にしている時はあまりなく

自然と前屈みな姿勢が多かったなと。

 

なので、京本さんご贔屓なわたしはずっと

顔見せてちょ〜だいな〜泣

状態でした。笑

 

真彩さんには感じなかったのです。

役どころの問題かもしれませんが。

 

なので、シルヴァと話していてつい嬉しくなるところなんかは

満面の笑みでパッと顔をあげるんですが

まじその笑顔ありがとう、来てよかったわ状態でした。笑

きょもちゃん、自然な顔がいい!すごく!笑

 

なので会話パートなどで、

考えながら喋っている状況を演じてらっしゃると思うんですが

たまに客席に視線くれたらオタクは嬉しかったかなと。笑

 

✴︎目の演技

 

これは、初めての観劇ながらも

番組で「闇が広がる」歌唱時の目の演技を拝見していたので

かなーり楽しみにしていたんですよ!

 

二幕でグレちゃう時

まっったく目に光がなくって

ちょっと感心しちゃいました。

いい俳優だなぁって。

 

迷い、もがいているリーパには目に光がある。

シルヴァに恋するリーパなんかもう

目がキラキラなんですよ、カワイイ。

 

一方で迷いを捨て闇落ちしたリーパは

視野が狭いというか

見るべきものしかみていない。

というのを目で表現しているんだなと。 

 

正直、闇落ちするのは事前取材の記事で見ていたので

二重人格レベルなのかなと思っていたのですが

なんと!グレたのねー!って感じで

ちょっとにんまりしちゃいました。

気負わず自然な感じで演じると取材にもありましたし

よく考えたらリーパも少年の役どころだし

そりゃグレる年頃だよな、と。笑

 

今後、他の作品で

闇の深淵を表現する役をしてほしいなぁ。

トートとかトートとかトートとか!笑

(願望激強ですみません)

 

 

 

✴︎歌唱について

 

正直なこと書くと

絶対に京本さん贔屓なんですが

真彩さんの歌唱にかなりビリビリ来ました。

 

素人が偉そうで申し訳ないんですけど

きょもちゃんは、かなり上手かったです。

上手くてびっくりしました。初めてなもんで。

 

そして思ったのは、

今後彼はいろんな役をすると思うんですよ。

熱心な彼ですからもっともっと、

歌を頑張ってくれると思いますし

彼らしく、ミュージカル界を代表する俳優になってほしい。

そのためには、いろんな役を経験して

圧倒的に歌を極めてほしいなと思いました。

 

真彩さん、新妻さんの歌を聴いて

ビリビリ来て。

素晴らしくって頭でごちゃごちゃ考える前に

とにかく感動したんですよ。

歌ってこんな魔力があるんだなと。

上手い、とかそんなんじゃなくて

とにかく目が釘付けになる感覚なんです。

 

だからこそ、頑張ってね応援してるよと思いました。

 

 

✴︎人生、勉強だよなぁ

 

ミュージカル界で輝くスターになっていくであろう彼。

 

作品を一度見ただけでも

応援していて見かける普段の言動からも

彼が色んな事を吸収し、勉強していることがよく分かります。

 

そういうところが、めちゃくちゃ好きです。

ぶっちゃけ。笑

 

わたしももう小娘って歳でもないから

普段からすごく感じるのですが

やっぱり人間、よくなろうと考えたり勉強したりしてる奴が面白いんですよ。笑

最近では、参列したお葬式でそう感じました。

坊さんの説法も、

勉強し続けてる人のが面白いんだって。笑

(関係ない話ごめんなさい。)

 

 

何が言いたいかというと

ミュージカル俳優京本大我の一番素敵なところは

驕らず、良くなろうと常に学んでいるところ

吸収しようとしているところかなと。

いい意味で、癖がないですよね。

パッと見た感じ、癖ありそうなのに。

 

たしか、イケコ先生も雑誌で話されてましたね。

オーディション落選後に再度歌ってもらったら

すごく良くなっていた話し。

彼って努力の人だ。

 

スター性もあるし

顔も声もいい。

でもそれだけじゃない。

 

正直、これからも推していきたい!

色んな役をみたい!

きょものミュージカルをたまに観て

わたしも色々考えて生きていきたい。

 

そう思いました。

 

 

 

最後に、

京本大我さんはわたしにとって

結構謎な存在なんですよ。

 

異性として好きかどうか聞かれたら

正直微妙だし

顔がめちゃくちゃタイプかといったらそうでもないし。

ぶっちゃけ、中身にグッと来てます。

男性アイドルを、こんな気持ちで推すのははじめてかもしれない。

 

絶対成功してほしい。

絶対絶対モーツァルト!でヴォルフガングしてほしい。

彼は人気なので、チケット取って

見に行けるように

オタクはこれから頑張ります。

流星の音色  ロミジュリと比較してみる

✴︎個人的な考察、感想です!

 

ネタバレ、深読みしかないです

あしからず。

 

 

 

 

どうも、パンフレットを隅々まで読むタイプのオタクです。

流星の音色のパンフレットにある

「悲劇とミュージカルの豊かな関係」というページが素晴らしかったのです!

 

ロミジュリ、それに付随するウエスト・サイド・ストーリー

オペラ座の怪人ラ・ラ・ランド

結ばれない恋が美しいのは、悲劇ゆえ

そこに名曲があるから。

こんな内容なのですが

大好きな作品のオンパレード!笑

 

切っても切り離せないのが、ロミジュリだよなぁと。

 

いろんな解釈があると思うけれど

流星の音色は、ロミオ&ジュリエットと似ているようでかなり対立構造にあると思うんです。

 

結末がまず違うのですが。笑

他にも感じたポイントがあるので、忘れないうちに書いちゃいます。

 

①乳母の存在

 

シルヴァを応援し支えてくれる乳母。

シルヴァへの気持ちを歌うナンバーはもう、涙なしでは観れませんでした。

乳母カルムがシルヴァを思う気持ちが強いあまり

シルヴァを引き止めますが、

気持ちが通じ

最後にはシルヴァを送り出します。

 

ロミジュリでも乳母はかなりキーパーソンになりますね。

ジュリエットを応援し、ロミオへの使いを買って出てくれたり。

応援してくれていた乳母でしたが

最後には婚約者と結婚するよう言ってきて

ジュリエットはついに

乳母に本心を伝えずに終わります。

 

 

②母の子離れ

 

母親もまた、対照的な描かれ方でした。

シルヴァに厳しくするフローラーリアですが

ひたむきにリーパを思う姿を見て

シルヴァの選択を最後には認めてくれます。

 

ロミジュリと違う点は、

フローラーリア本人にもスポットが当たり

母もかつては恋をし、

悩んだ末諦めてしまった過去があるとわかる。

フローラーリアにとっては、

自身が選べなかった道を進むシルヴァを応援し

子離れをする物語なわけです。

愛ゆえ、ですね。

 

 

③シルヴァの変化

 

いっちばん、心が動いたのは

シルヴァの恋をしてからの変わりようかもしれない!笑

 

一幕では、自信なさげでネガティブな子なのかなと思っていたら

恋なのかしら?と迷い、

これは恋だわ!と分かってからの強さったらもう。

恋した乙女は無敵なのね!笑

 

一番印象的なのは

雨に濡れ、姿が消えかけているのに

「これも(消えるのも)本当だったみたい」

と言うところ。

ちょっと腹が座りすぎてゾクッと来てしまいました。笑

 

 

④美しいセリフ

 

ロミジュリとの比較としては

無敵モードのシルヴァも、リーパも、

悲観的なことは言わない。

 

ロミジュリ、もちろん大好きな作品なんです。

古典的な作品ですし、言葉すべてが美しい。

「どうして貴方はロミオなの?」は

ただただ美しいセリフです。

 

一方流星の音色はどう考えても悲劇なのに

言葉では辛いことは何も言わないんです。

 

何故なの?と言うだけで

悲劇さゆえ泣けるはずなのに、

言わないのです。

「まだそばにいたい」

「もう何も怖くない」

としか言わないのです。

 

で、そこに

「出逢えてよかった」ですよ?

消えると知りながら??

本当に、本当に涙でぐしゃぐしゃでした。

今も書きながらなんなら泣いてます。

 

文学的、耽美な言葉だけが

美しいのではなく

シンプルな言葉だからこそ

キラキラ輝く瞬間もあるんだと。

 

そして最後のリーパの顔。

ひとこと、「シルヴァ」とだけ。

あのシーンは一瞬が一生のようでした。

 

 

 

一応、リーパさま贔屓なんですが

なんだかシルヴァちゃんサイドのことばかり。笑

きょもの演技や歌、演出についてなど

まだまだ覚えておきたいことばかりなので

また書きます。

 

 

流星の音色で一番しんどいポイント

 

✳︎個人的な考察です笑

 

ハッピーエンドではないと聞いていたけど

ロミジュリ的な感じと聞いていたけど!!

個人的に、ロミジュリより全然しんどかった。

ふつうに、しんどかった。

一番しんどいポイントを書きます。

 

ネタバレしかしてません。あしからず。

 

 

「普通では耐えられない事が耐えられる」

海の星の王子で、竜の血を引くリーパにはそんな能力があるらしい。

 

橋を渡る途中、雨が降ったら人間は溶ける。

リーパが竜の血を引き、簡単に死ねないとわかったとき

じゃあリーパは雨降っても平気なのね。

あれ?

 

ひとつ疑問が生まれた。

橋に行くとき

サルム王は何故リーパを引き止めたのか?

リーパは消えないなら、あそこまで激怒する必要なんかない。

竜の血は気持ちを忘れてしまう。

いま恋したって、別に問題ないわけだ。

 

引き止める際も、念押しで

「普通では耐えられない事が耐えられる」

と言っている。

 

そこで気づいた。

サルム王は竜の血によりその事を忘れているけれど

 

かつて昔、想い人は橋を渡る際に消え

竜の血により一人取り残されてしまうことを恐れて恋人への気持ちを断ち切ったんだと。

フローリアを好きな気持ちを忘れたわけではなかったんだなと。

 

サルム王は、現代でフローリアと再び声を交わし

昔の気持ちを思い出した。

 

けれど、リーパとシルヴァはどうなるだろう。

リーパとサルム王が話している時

 

「普通では耐えられない事が耐えられる」と言ったとき。

気づいてはっとしてから

終わりまでずっと涙が止まらなかった。

 

シルヴァは雨により橋の上で消え

愛を誓いながらも、リーパ一人取り残されるんだなと。

そんな、辛すぎる。

辛すぎるよ、あんまりだよρ`)

 

 

リーパはシルヴァに忘れないと言ったけれど

竜の血は忘れてしまうわけです。

二人は懸命に一瞬を生きて、それは美しかったけれど

散ってしまうんだなと思ってまた泣いた。

 

最後、シルヴァの衣をつかんでいるリーパの顔をずっと見てたんだけど

きっとリーパは分かっているんじゃないかな。

そんな顔に見えました。

 

 

サルム王とフローリアのように

救いを用意することもできたけど

ないまま終わったということは、きっとそうなのでしょう。

そう思います。

 

終わって、そう解釈してから

パンフレットのきょものところを見て、また泣いた。

どの道を選んでも、リーパは王になる運命だった気がするなぁ。

 

 

 

もちろん、いろんな考察が出来ると思います。

当たってるかもわからないし、

これは、わたしが考えたらこうだよなぁと思ったことを書いただけで。

 

ハッピーエンドだと、余白がないですよね。

こんなに辛いからこそ、

いろんな解釈があるし、かなり考えさせられました。

 

わたしが考えた通りだと超絶鬱だけど。笑

でも、きょもがパンフレットに書いた通り

悩み、苦しんだからこそ生きている実感があるんだと

最後の2人はあれほど輝いたんだと思うんです。

 

 

いや〜ふつうに鬱だけど!笑

 

星と星が出逢う夜という曲はかなりキャッチーで

つい口づさんでしまうけれど

あのシーンを思い出して、また泣ける。

本当に悲しくて、美しい。

 

脳裏にこびりついてるよ、京本大我、やるなぁ。

 

とにかく、素晴らしい作品でした。

ほんと、

「出逢えてよかった。」