kyokon_cs’s blog

京本大我さんを応援しています。

流星の音色で一番しんどいポイント

 

✳︎個人的な考察です笑

 

ハッピーエンドではないと聞いていたけど

ロミジュリ的な感じと聞いていたけど!!

個人的に、ロミジュリより全然しんどかった。

ふつうに、しんどかった。

一番しんどいポイントを書きます。

 

ネタバレしかしてません。あしからず。

 

 

「普通では耐えられない事が耐えられる」

海の星の王子で、竜の血を引くリーパにはそんな能力があるらしい。

 

橋を渡る途中、雨が降ったら人間は溶ける。

リーパが竜の血を引き、簡単に死ねないとわかったとき

じゃあリーパは雨降っても平気なのね。

あれ?

 

ひとつ疑問が生まれた。

橋に行くとき

サルム王は何故リーパを引き止めたのか?

リーパは消えないなら、あそこまで激怒する必要なんかない。

竜の血は気持ちを忘れてしまう。

いま恋したって、別に問題ないわけだ。

 

引き止める際も、念押しで

「普通では耐えられない事が耐えられる」

と言っている。

 

そこで気づいた。

サルム王は竜の血によりその事を忘れているけれど

 

かつて昔、想い人は橋を渡る際に消え

竜の血により一人取り残されてしまうことを恐れて恋人への気持ちを断ち切ったんだと。

フローリアを好きな気持ちを忘れたわけではなかったんだなと。

 

サルム王は、現代でフローリアと再び声を交わし

昔の気持ちを思い出した。

 

けれど、リーパとシルヴァはどうなるだろう。

リーパとサルム王が話している時

 

「普通では耐えられない事が耐えられる」と言ったとき。

気づいてはっとしてから

終わりまでずっと涙が止まらなかった。

 

シルヴァは雨により橋の上で消え

愛を誓いながらも、リーパ一人取り残されるんだなと。

そんな、辛すぎる。

辛すぎるよ、あんまりだよρ`)

 

 

リーパはシルヴァに忘れないと言ったけれど

竜の血は忘れてしまうわけです。

二人は懸命に一瞬を生きて、それは美しかったけれど

散ってしまうんだなと思ってまた泣いた。

 

最後、シルヴァの衣をつかんでいるリーパの顔をずっと見てたんだけど

きっとリーパは分かっているんじゃないかな。

そんな顔に見えました。

 

 

サルム王とフローリアのように

救いを用意することもできたけど

ないまま終わったということは、きっとそうなのでしょう。

そう思います。

 

終わって、そう解釈してから

パンフレットのきょものところを見て、また泣いた。

どの道を選んでも、リーパは王になる運命だった気がするなぁ。

 

 

 

もちろん、いろんな考察が出来ると思います。

当たってるかもわからないし、

これは、わたしが考えたらこうだよなぁと思ったことを書いただけで。

 

ハッピーエンドだと、余白がないですよね。

こんなに辛いからこそ、

いろんな解釈があるし、かなり考えさせられました。

 

わたしが考えた通りだと超絶鬱だけど。笑

でも、きょもがパンフレットに書いた通り

悩み、苦しんだからこそ生きている実感があるんだと

最後の2人はあれほど輝いたんだと思うんです。

 

 

いや〜ふつうに鬱だけど!笑

 

星と星が出逢う夜という曲はかなりキャッチーで

つい口づさんでしまうけれど

あのシーンを思い出して、また泣ける。

本当に悲しくて、美しい。

 

脳裏にこびりついてるよ、京本大我、やるなぁ。

 

とにかく、素晴らしい作品でした。

ほんと、

「出逢えてよかった。」